蒼いノート

2002年4月21日 看護観
  
  蒼いノートがなくなっちゃった
 
 職場で
 後ろのページに 小説が走り書きしてあった
 夜勤のトキ 書いたやつ

 誰も所在を知らない
 探してもくれない
 
 そのノートがあったことさえも 知らない人もイル
 
 患者さんの疾患や 病棟の業務や 
 処置の仕方や 検査の内容なんかも
 細々とメモってあった

 なくなっても
 誰も 困らない 私以外

負けない 負けたくない なんにも

6年間あるから きっと身に付いてるから
あんたたちなんかより

そう思いながら毎日 出勤する

 
 患者さんの中に 男勝りな美人さんがいる
 すごくよく見ていてくれる
 
 「滴ちゃんにやってもらうのが一番だよー気兼ねなくってさぁ。」
 そう言われて 視界がにじんだ

泣かない 簡単には泣かない
とっておくの

泣きそうな顔で笑っても 許してよ

コメント

滴

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