9/11の日記の続き
2002年10月17日 看護観Hさんの奥さんから、手紙を貰った
受け持ちだった私と、もう一人の先輩と後輩あてに
ちいさな贈り物がついていた
病院を訴えて、話し合いが終わった事
Hさんの遺骨を、大好きだった海に散骨した事
カルテ開示をしてもらった際、うちのスタッフが細かく計画をたてているのに感心した事
なぜ、最後をうちの病棟で迎えられなかったかという事
愛する人を失って、途方にくれていると言う事
最後は、
「患者さん一人一人を、自分の愛しい人、大切な人に置き換えて、日々お仕事を頑張ってください」と綴られていた
どんなにか悔しかったろう
「そばにいてくれ」という人を残して
「規則ですから」と冷たく追い返され、
重い足を引きずって家に辿り着いたら、
あなたを迎えたのは「亡くなった」という知らせ
もし、うちの病棟のままだったなら
そんな思いはさせなかったのに
それがわかっているから
誰もが
奥さんの気持ちを察して言葉をつまらせた
短期入院が多い病棟で、
規則をかざして終末期を看取れない
そんなところになぜ送りだしてしまったのだろうか
サマリーには
「患者・家族ともに、転科に対しまだ不安を抱いている。
ターミナルであり、いつ急変してもおかしくない事も有り、身体的・精神的フォロー充分にお願いします」と書いて送った
まったく意味をなさないものになってしまった
贈られたちいさな蒼いキャンドルには
Hさんが好きだった海の香と
海を思わせる船とちいさなサカナが飾られて
忘れないよ
きっと
ずっと
海が大好きで、釣りが大好きで
どんなにくるしくても
あんまり「くるしい」っていってくれなかった
そのかわりに
つったサカナの話・家の改築の話
一生懸命痛みをこらえて、話してくれた
我慢させちゃいけないのに
奥さんの中に残る憤りは
私達の中にもあるけれど
同じ院内で起こったことであって
どう疑問をなげかけたところでHさんは戻ってはこない
もう もどってはこない
受け持ちだった私と、もう一人の先輩と後輩あてに
ちいさな贈り物がついていた
病院を訴えて、話し合いが終わった事
Hさんの遺骨を、大好きだった海に散骨した事
カルテ開示をしてもらった際、うちのスタッフが細かく計画をたてているのに感心した事
なぜ、最後をうちの病棟で迎えられなかったかという事
愛する人を失って、途方にくれていると言う事
最後は、
「患者さん一人一人を、自分の愛しい人、大切な人に置き換えて、日々お仕事を頑張ってください」と綴られていた
どんなにか悔しかったろう
「そばにいてくれ」という人を残して
「規則ですから」と冷たく追い返され、
重い足を引きずって家に辿り着いたら、
あなたを迎えたのは「亡くなった」という知らせ
もし、うちの病棟のままだったなら
そんな思いはさせなかったのに
それがわかっているから
誰もが
奥さんの気持ちを察して言葉をつまらせた
短期入院が多い病棟で、
規則をかざして終末期を看取れない
そんなところになぜ送りだしてしまったのだろうか
サマリーには
「患者・家族ともに、転科に対しまだ不安を抱いている。
ターミナルであり、いつ急変してもおかしくない事も有り、身体的・精神的フォロー充分にお願いします」と書いて送った
まったく意味をなさないものになってしまった
贈られたちいさな蒼いキャンドルには
Hさんが好きだった海の香と
海を思わせる船とちいさなサカナが飾られて
忘れないよ
きっと
ずっと
海が大好きで、釣りが大好きで
どんなにくるしくても
あんまり「くるしい」っていってくれなかった
そのかわりに
つったサカナの話・家の改築の話
一生懸命痛みをこらえて、話してくれた
我慢させちゃいけないのに
奥さんの中に残る憤りは
私達の中にもあるけれど
同じ院内で起こったことであって
どう疑問をなげかけたところでHさんは戻ってはこない
もう もどってはこない
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