そこに、旦那の実家から入った電話
取り乱した義母が「おじいちゃんが亡くなった」と知らされた
あまりに急で、状況がのみこめなかった
特に、具合が悪いとも、入院したとも聞いていなかった
たまたま、昨日あたりから食事がのどを通らなくなり
今日は野菜ジュースしか飲めなくなり、トイレがおむつになってしまい
実家へSOSの連絡がいったらしい
しかし
その電話を切ってすぐ
「おじいちゃんが息をしてない。指先が冷たい。」と連絡が来て
家中「まさか。まず救急車を呼んで病院へ」なんて言ってたら
駆けつけた救急隊は「すでにご臨終です」と告げたという
知らせをうけて、あわてて旦那に電話した
まだ会社を出たばかりだった旦那は、土曜日の視察と日曜日の仕事をキャンセルして
私は実家へ向かうべく、荷造りをはじめた
もし、おばあちゃんが長い間独りになるようだったら
職なしの私がそばにいればいい
それを考えて、1ヶ月はいる覚悟だった
支度をしている間
最後に会ったお正月のやりとりを思い出しては
後悔にとらわれて、涙が止まらなかった
これからもっともっと
自分の技術を使って、お世話していこうとおもってた矢先だった
急に一人残されてしまったおばあちゃん・・・
今までおじいちゃんのお世話でもっていた気力だ
たぶん急に弱ってしまうだろう
そんな事をあれこれ考えながら
帰ってきた旦那と食事をすませて実家へ向かう
100まで生きてくれると思ってた
まさかのことだった
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